



もはや「IVRとは何か」を語る段階ではありません。現場が知るべきは、従来の「プッシュ操作式」と、最新の「生成AI搭載型(ボイスボット)」の挙動における決定的な差です。
■ 従来型IVR(ルールベース)
・挙動: 「予約は1番、確認は2番…」と階層をたどらせる。
・弱点: メニューが多すぎると顧客が迷い、途中離脱(電話切断)や「とりあえず0番(オペレーター)」の連打を招く。
■ 生成AI搭載型(LLM活用)
・挙動: 「来週の予約を変更したい」と話すだけで、AIが意図(インテント)を理解し、一発で手続きへ誘導する。
・強み: 階層構造という概念がなく、人間と話す感覚で最短解決できるため、顧客満足度が高い。
AIは万能ではありません。そのため、2026年現在のトレンドは、AIの柔軟性と従来型の確実性を組み合わせた**「ハイブリッド運用」**です。
1. シナリオ × LLM のハイブリッド
全てをAIに任せるのではなく、業務によって使い分けます。
・厳格な手続き(住所変更など): 従来の「シナリオ型」で、一言一句間違わずに案内させる。
・曖昧な質問(FAQ対応): 「生成AI(LLM)」で、顧客の自由な質問に対して柔軟に回答させる。この組み合わせにより、ハルシネーション(AIの嘘)を防ぎつつ、利便性を最大化します。
2. RAG(検索拡張生成)による社内ナレッジ活用
RAGとは、AIにあらかじめ「社内マニュアル」や「過去の対応ログ」を読み込ませ、その範囲内でのみ回答を生成させる技術です。これにより、AIを一から学習させる手間なく、自社特有のルールに即した回答が可能になります。
実際に「生成AI搭載型IVR」を導入し、RAGを活用したコールセンターのBefore/After事例です。
・放棄呼率(あふれ呼)の改善:導入前 40% → 導入後 10%以下(月曜朝の入電ラッシュをAIが一次処理することで、つながりやすさが劇的に向上)
・オペレーター定着率の向上:離職率 年間20%低下(「いつ届く?」等の単純な問い合わせ対応が消滅し、精神的負荷が減ったため)
・コスト対効果:オペレーター2名分の採用コストと同等の月額費用で、24時間365日の稼働を実現。
AI導入で最も懸念されるのが「音声認識のミス」です。5G等の通信速度も重要ですが、現場では運用設計によるカバーが求められます。
■ 誤認識時の「聞き直し」設計
単に「聞き取れませんでした」と返すのはNGです。
・良い例: 「すみません、おっしゃったのは『〇〇』ということでしょうか?」と、AIが推測した内容を含めて確認を入れる。
・エスカレーション設計: 「2回連続でエラーになったら即座に有人へ転送する」というルールを組み込むことで、顧客のイライラが爆発するのを防ぎます。
■ SMS(ショートメッセージ)への誘導
住所や型番など、音声認識が難しい(誤認識リスクが高い)情報は、無理に音声で完結させず、「スマホにSMSを送りますので、そちらからご入力ください」と画面操作へ誘導する動線が鉄則です。
IVRの最新動向は、単なる自動音声から、「生成AIと社内ナレッジ(RAG)を駆使した対話型エージェント」へと進化しています。
技術的な進化は早いですが、重要なのは「AIに何を任せ、ミスをどうフォローするか」という運用設計です。2026年、勝てるコールセンターを作るために、まずは最新ボイスボットの「対話力」を体験してみてください。
資料請求・お問い合わせはこちら
AIさくらさん(澁谷さくら)
ChatGPTや生成AIなど最新AI技術で、DX推進チームを柔軟にサポート。5分野のAI関連特許、品質保証・クラウドセキュリティISOなどで高品質を約束します。御社の業務内容に合わせて短期間で独自カスタマイズ・個別チューニングしたサービスを納品。登録・チューニングは完全自動対応で、運用時のメンテナンスにも手間が一切かかりません。
AI電話対応さくらさん
サービスを詳しく知りたい方はこちら