最近入社した新人部下について悩んでいました。
真面目な性格で、報告・連絡・相談も新人にしてはよくやっている方だったが、とにかく失敗が多いです。同じミスを繰り返す、教えたことを翌日に忘れていたりと、ちょっと心配になるレベルです。本人に指摘しても自覚が無いのかなかなか改善されない。このままだと、会社でも仕事がなくなって居場所も無くなってしまうと不安になり、人事の知り合いに相談してみたところ、意外な答えが返ってきました。
当人たちに何が原因なのか詳しく話を聴きましたが、どちらもはっきりしない内容が返ってきました。
例えば「仕事をしていても楽しくない」「ずっと不安な気持ちが拭えない」「何をやっても達成感が得られない」などでした。
これはほぼ2人とも同じような意見で、私も自分の経験から当てはまることをアドバイスしてみましたが、二人の問題は解決しませんでした。
何かできることはないか、困っていた時にとなりの人事課の担当者から、最近取り入れたメンタルヘルスアプリを紹介されました。
まず、私自身が受けてみることにしました。QRコードを読み取って、スマホからすぐに診断を受けられるのは便利だと感じました。
5分で結果が出ました。内容は、ストレス値に難あり、という感じでしたが、ストレスケアのアドバイスや効果的な対処法なども合わせて紹介してもらい、少し私自身気が楽になりました。
同じ要領で「私も受けてみたんだが、不安の原因が解消できるかもしれないぞ」と部下に早速進めてみました。
結果はそれぞれ違いましたが、1人の方はそのまま診断アプリから専門医の先生との面談予約を取って、しばらく通うことになりました。日程の調整にも使える便利なアプリでした。
診断アプリのアドバイスによると、不安が生まれる状況は、必ず「ピンチ」や「困った」ときに起こりやすいとのこと。
脳が「早く行動に移してこの”不安”を回避すべきだ!」と本能的に感じているため、何もしないで、放置すればするほど、不安は強まるそうです。確かに自分にも思い当たることが多々あります。
多くの人は不安な状態になったときほど、思考が停止してしまい、負のループに入りやすい傾向にあり、不安を回避するための行動を起こさない限り、ループからは抜け出せなくなるようです。
この不安がストレス値として溜まり、今回行ったメンタルヘルスではそれがはっきりわかるようになりました。
部下には「不安になったときほどまずは行動に起こしてみよう」と指導することにしました。
「何もしない」から「行動する」に切り替えることで、脳が出している不安の原因も「行動する」エネルギーに切り替わるからです。
数日後、退職届を無効にしてほしいと二人から申し入れがありました。
メンタルヘルスは今後もっとこまめに行なっていき、部下の抱える不安を早期発見できるように、私も改めて気をつけていこうと思います。
AIさくらさん(澁谷さくら)
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