



多くの施設がインバウンド対策として真っ先に考えるのが、「多言語対応スタッフの増員」や「翻訳機の導入」です。しかし、これらは根本的な解決になりません。 なぜなら、観光客が知りたいことの多くは「バス乗り場はどこ?」「トイレはどこ?」といった単純な場所案内(定型質問)だからです。
高スキルのスタッフが「交通整理」に忙殺され、本来注力すべき「館内の魅力案内」や「丁寧な接客」ができない──。これが、多くの現場が抱える「人的リソースの浪費」という真の課題です。
京都駅直結という好立地ゆえに、京都ポルタには世界中から観光客が訪れます。しかし、その賑わいの裏で、インフォメーションカウンターは悲鳴を上げていました。担当者は当時の状況をこう証言します。
「有⼈インフォメーションでは、観光地までの行き方や市バス利用方法など “駅・施設外”の案内が多く、本来注力すべき館内のテナント案内に十分なリソースを割けない状況がありました」
「駅の外の案内」に追われ、肝心の「館内テナントへの送客」ができない。このジレンマを解消するために導入されたのが、AI接客システム「AIさくらさん」です。そして、導入後のデータは、人間だけでは気づけなかった衝撃の事実を浮き彫りにしました。
さくらさんのログデータを分析した結果、これまで現場の肌感覚で信じられていたことと、実際の顧客行動には大きな乖離があることが判明しました。
1. 営業時間外の需要
[人間の感覚] 閉店後は誰もいないはず
[さくらさん導入後の事実] 利用の14%以上が早朝・深夜 (人間が配置されていない時間帯に、確実な需要が存在しており、それを取りこぼしていた)
2. 入力方法の壁
[人間の感覚] タッチパネルで十分
[さくらさん導入後の事実] 外国語利用の約6割が「音声入力」
3. 質問内容の偏り
[人間の感覚] 館内のテナントに関することが多いはず
[さくらさん導入後の事実] 「施設外(バス・観光)」への質問が圧倒的多数 (この定型質問をAI化するだけで、現場の負担は劇的に軽くなる)
京都ポルタの事例が示す成功の黄金法則はシンプルです。
定型案内(施設外・交通)はさくらさんへ:
質問の多い「バス・観光」や「深夜対応」はAIさくらさんが24時間多言語で即答。
付加価値業務は人間へ:
スタッフは、さくらさんでは対応しきれない「複雑な相談」や「テナントの魅力案内」に集中。
この「業務のサンドイッチ構造」を構築することで、現場の疲弊を防ぎながら、顧客満足度を向上させることができます。
さらに担当者は、さくらさん活用の次なる展望をこう語っています。
「AIを“案内役”から“売上貢献につながる存在”へ進化させたいんです。たとえば、AI限定のクーポン配布など、テナント様の回遊促進につながる取り組みをぜひ実現したい」
「案内して終わり」ではなく、「クーポンを出して店に送る」。 AIさくらさんは、単なる省人化ツールを超え、施設の売上を作る「マーケティング・パートナー」として進化し続けています。
AIさくらさん(澁谷さくら)
ChatGPTや生成AIなど最新AI技術で、DX推進チームを柔軟にサポート。5分野のAI関連特許、品質保証・クラウドセキュリティISOなどで高品質を約束します。御社の業務内容に合わせて短期間で独自カスタマイズ・個別チューニングしたサービスを納品。登録・チューニングは完全自動対応で、運用時のメンテナンスにも手間が一切かかりません。
アバター接客さくらさん
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