「道案内なら、アルバイトの学生スタッフを増やせばいい」 そう思われるかもしれませんが、実はここに落とし穴があります。
「道案内」で終わってしまう: 学生スタッフが道案内に追われると、高校生と「大学の魅力」について語り合う時間が持てません。本来、在学生との対話こそが最強の志望動機形成になるはずです。
広すぎるキャンパス: 慣れていない1年生スタッフだと、複雑な校舎配置を即答できず、結局職員に確認に来るという二度手間が発生します。
留学生対応の壁: キャンパス見学に来る外国人留学生に対し、語学堪能なスタッフを常時配置するのは困難です。
このボトルネックを解消するには、単純な「場所案内」を人間から切り離し、システムに任せる**「業務の仕分け」**が必要です。
京都駅直結の「京都ポルタ」では、AI接客システム「AIさくらさん」を導入し、雑踏の中での案内業務を自動化しました。 この事例が大学キャンパスにとって重要な理由は、以下のデータにあります。
ポルタでは、定型的な場所案内をAIに任せることで、有人カウンターの負担を大幅に削減しました。 これを大学に置き換えれば、「学部棟」「食堂」「トイレ」への誘導はAIが行い、職員や在学生は**「個別進学相談」や「キャンパスライフの紹介」**といった、人間にしかできないコア業務に全集中できるということです。
ポルタのデータでは、インバウンド客の約6割が「音声入力」を利用しました。 日本語のタッチパネル操作に不安がある留学生や、海外からの保護者でも、英語や中国語で話しかけるだけでスムーズに移動できます。 AIが「多言語コンシェルジュ」となることで、国際的なキャンパスとしてのブランド力も向上します。
オープンキャンパスの会場は、BGMやアナウンスで騒がしいものです。 最新のAI筐体は、駅構内でも稼働するほどのノイズキャンセリング機能を搭載。賑やかなキャンパス内でも、高校生の質問を正確に聞き取ります。
キャンパスに入ってすぐの場所に設置。「模擬授業のタイムテーブル」や「現在地からのルート」を、画面上の地図で分かりやすく案内します。 QRコードで地図をスマホに転送する機能を使えば、紙のパンフレットを減らすペーパーレス化にも貢献します。
入試課の窓口に設置し、留学生からの「出願書類の提出先」や「奨学金窓口」への質問に多言語で対応。 職員が翻訳機を使って対応する時間を削減します。
オープンキャンパス以外の期間も、在学生向けに「証明書発行機の場所」や「休講情報の確認方法」を案内。 教務課や学生課の窓口混雑を緩和する「デジタル職員」として常駐します。
DXの目的は、省人化だけではありません。 単純な案内業務をAIに任せることで、大学の最大の資産である「人（職員・在学生）」が、高校生一人ひとりの不安に寄り添い、「この大学に入りたい」と思わせる熱量のあるコミュニケーションに注力できるようにすることです。
京都ポルタでの成功事例は、広大なキャンパスを持つ大学においてこそ、その真価を発揮します。
「キャンパスの3Dマップと連携できるか？」 「オープンキャンパス期間だけの短期レンタルは可能か？」
そのようにお考えの入試広報・DX担当者様向けに、「大学・教育機関向け キャンパス案内AI導入ガイド」をご用意しました。 下記よりダウンロードし、次回のオープンキャンパス企画にお役立てください。
AIさくらさん（澁谷さくら）
ChatGPTや生成AIなど最新AI技術で、DX推進チームを柔軟にサポート。5分野のAI関連特許、品質保証・クラウドセキュリティISOなどで高品質を約束します。御社の業務内容に合わせて短期間で独自カスタマイズ・個別チューニングしたサービスを納品。登録・チューニングは完全自動対応で、運用時のメンテナンスにも手間が一切かかりません。
