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本記事では、単なるAPIの契約手順ではなく、社内データを安全に連携させ、高精度なFAQシステムを構築するための「RAGアーキテクチャ(検索拡張生成)」について、具体的な構成図とともに解説します。
社内独自のことをAIに答えさせようとした時、多くの人が最初に思い浮かべるのが「AIに追加学習(ファインチューニング)をさせれば良い」という手法です。しかし、社内問い合わせ対応においてこの方法は推奨されません。
比較項目 ファインチューニング (学習) RAG (検索拡張生成)
仕組み AIの脳そのものを書き換える AIに「カンニングペーパー
(社内文書)」を持たせる
回答の正確性 記憶が曖昧で嘘をつきやすい 検索結果に基づくため正確
データ更新 再学習に数百万〜数千万円かかる ファイルを差し替えるだけで完了
出典の明記 できない 「このPDFの3ページ目」と提示可能
社内規定や製品マニュアルは頻繁に更新されます。その都度AIを再学習させるのはコスト的に不可能です。
したがって、現在のベストプラクティスは、「外部のデータベースから検索した情報をAIに渡し、要約して答えさせる」=RAG(Retrieval-Augmented Generation)一択となります。
では、具体的にどのようなシステム構成が必要なのでしょうか。Azureのマネージドサービスを組み合わせた標準的なアーキテクチャ(構成)を紹介します。
企業がAzureを選ぶ理由は、「セキュリティ」と「ガバナンス」に尽きます。
本家ChatGPT(無料版など)に入力したデータは学習に利用されるリスクがありますが、Azure OpenAI Serviceでは、入力データおよび出力データは、OpenAI社のモデル学習には一切使用されません。これはMicrosoftの利用規約で明確に保証されています。
金融機関や官公庁での採用が多い理由がこれです。インターネットを経由せず、Azure内の閉域ネットワークだけで通信を完結させることができるため、極めて機密性の高い情報を扱うことが可能です。
「役員報酬の規定は、一般社員には回答させない」といった制御も、Azure Active Directory(Entra ID)と連携させることで、ファイル単位での閲覧制限をRAGシステムに反映させることが可能です。
いきなり大規模な開発を行う必要はありません。Azureには検証を加速させる機能が備わっています。
Azure OpenAI Serviceを活用した社内問い合わせ対応の効率化は、単にAIモデルを契約するだけでは実現できません。
「Azure AI Search」を中心としたRAG構成を正しく設計し、セキュリティを担保しながら社内データを繋ぎ込むことが成功の鍵です。
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