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ChatGPT×社内規定|GPTs自作の限界と、最高裁も認めた「セキュアなAI運用」の正解

「就業規則のどこに書いてあるかわからない」「総務部に同じような質問電話ばかりかかってくる」ChatGPTの登場により、こうした社内規定の検索やマニュアル運用は劇的に効率化されました。現在では、ChatGPTの機能を使って自社専用のBot(GPTs)を自作することも可能です。しかし、手軽に始めたものの「思ったような回答が出ない」「権限管理ができず頓挫した」という企業が後を絶ちません。本記事では、ChatGPTの標準機能で社内規定Botを作る方法とその「限界」を解説し、日本で最も厳格な情報管理が求められる「最高裁判所」が採用した解決策(専用AIチャットボット)との違いを紐解きます。

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目次

【自作編】ChatGPT(GPTs)で社内規定Botを作る方法

もし貴社が「ChatGPT Team」や「Enterprise」プランを契約しているなら、ノーコード機能「GPTs」を使って、簡易的な社内規定Botを自作することが可能です。

GPTsによるBot作成 3ステップ

GPT Builderを起動: ChatGPTの画面から「Create a GPT」を選択。

知識の登録: 「Knowledge」セクションに、就業規則やマニュアルのPDFファイルをアップロードする。

指示出し(Instructions): 以下のようなプロンプトを設定する。
あなたは優秀な人事担当者です。アップロードされた[Knowledge]の内容のみに基づいて、社員からの質問に回答してください。ファイルに記載がない場合は「規定に記載がありません」と答えてください。

これだけで、規定に関する質問に答えるAIが完成します。コストをかけずにスモールスタートするには良い選択肢です。




【現実編】なぜ自作Botは失敗するのか? よくある「落とし穴」

しかし、多くの企業が「GPTsで試してみたが、実務では使えなかった」と判断し、専用ツールへの切り替えを行っています。
最高裁判所の成功事例と比較するために、まずは「よくある失敗事例」を見てみましょう。

失敗事例:IT企業A社(従業員200名)のケース

A社はGPTsに全社規定を読み込ませましたが、以下の問題が発生し、運用停止となりました。
権限管理の壁(役員報酬が見えてしまった):
GPTsには「閲覧権限」の概念がありません。一般社員が「役員の給与規定は?」と聞くと、Knowledge内の役員規定を参照して回答してしまい、情報漏洩騒ぎに。

ハルシネーション(嘘)の壁:
「交通費の上限は?」という質問に対し、AIが古い規定(Knowledge内の別ファイル)と新しい規定を混同し、誤った金額を回答。経理処理に混乱が生じた。

根拠不明の壁:
「なぜその回答なのか?」と聞いても、AIが具体的な参照ページ(出典)を正確に示せず、結局人間が原本を確認する手間が残った。





【解決策】最高裁に学ぶ、失敗しない「AI活用」の基準

こうした「自作の壁」を乗り越えるために、最高裁判所などの厳格な組織が選んでいるのが、「RAG技術」と「権限管理機能」を備えた専用AIチャットボットです。
最高裁は、民事裁判書類電子提出システム(mints)のサポートにおいて、クラウド型AI「AIさくらさん」を採用しました。

自作Botと専用AIチャットボットの決定的な違い

比較項目
ChatGPT(GPTs自作)
専用AIチャットボット(最高裁事例等)
セキュリティ
データ学習のオプトアウト設定が必要
ISO27017(クラウドセキュリティ認証)取得
権限管理
全員が同じ情報を閲覧
役職や部署ごとの「出し分け」が可能
回答精度
複数の規定を混同しやすい
RAG技術で「正しい参照元」を優先
出典提示
苦手(ページ指定がずれる)
「〇〇規定 3ページ」とリンク付きで提示

最高裁がクラウドAIを許可した最大の理由は、ISO27017認証による客観的な安全性の証明です。機密情報(社内規定)を扱う以上、セキュリティと権限管理は「機能」ではなく「必須条件」です。




【実践編】ツール不問! AIに読ませるための「文書整形ノウハウ」

GPTsで自作する場合でも、専用ツールを導入する場合でも、共通して重要なのが「AIに読ませるデータの質」です。
「PDFをそのままアップロードすればいい」というのは誤解です。AIが理解しやすいように、元のドキュメント(Word/Excel)を整形する必要があります。

1. 「主語」を補完する

人間向けの文書は文脈で理解できますが、AIは文脈を読むのが苦手です。
NG例: 「(前略)...提出すること。」(主語がない)

OK例: 「正社員は、(前略)...提出すること。」

2. 「指示語」と「相対参照」を削除する

NG例: 「詳細については、前項を参照のこと。」

OK例: 「詳細については、第3条 リモートワーク適用範囲を参照のこと。」
AIは「前項」がどこを指すのかを見失うことがあります。具体的な条文名に書き換えましょう。

3. 表記揺れを統一する

NG例: ファイルAでは「当社」、ファイルBでは「弊社」、ファイルCでは「会社」

OK例: 全て「当社」に統一
キーワードがバラバラだと、AIはそれらを別の組織の話だと誤認するリスクがあります。





よくある質問(自作 vs 専用ツール)

Q1: GPTs(自作)でセキュリティは担保できますか?

A: Teamプラン以上であれば、入力データが学習に使われない設定(オプトアウト)が可能です。ただし、前述の通り「社内での閲覧権限(部長のみ閲覧可など)」の制御はGPTs単体では難しいため、給与規定や人事評価規定を入れるのは危険です。

Q2: 導入にはどれくらいの期間がかかりますか?

A: 専用ツールの場合、既存の規定ドキュメントがあれば最短1ヶ月程度で運用可能です。自作の場合は即日可能ですが、精度のチューニング(プロンプト調整)に数週間かかるケースが一般的です。

Q3: AIが嘘をつかないようにするには?

A: 「RAG(検索拡張生成)」という技術を使った専用チャットボットを選んでください。AIが勝手に文章を作るのではなく、「登録された規定データの範囲内」でのみ回答を作成するため、誤回答のリスクを極限まで低減できます。




まとめ

社内規定のAI化は、バックオフィス業務の効率化に不可欠です。
まずはChatGPT(GPTs)で小規模なFAQから「自作」を試すのも良い経験になります。
しかし、全社展開や機密性の高い規定(給与・人事)を扱う段階になったら、「権限管理」と「セキュリティ(ISO27017)」が壁になります。
その際は、最高裁判所も認めた「専用AIチャットボット」への移行を検討すべきタイミングです。

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