



これまでのチャットボットと、生成AI(LLM)連携型の特徴を整理すると以下のようになります。
・シナリオ型(従来): 事前に登録した選択肢やQ&Aしか答えられない。型にハマらない質問には弱いが、回答の正確性は100%担保される。
・生成AI型(ChatGPT等): どんな質問にも自然に答える。文脈を理解するが、ネット上の不確かな情報を混ぜて「もっともらしい嘘(ハルシネーション)」をつくリスクがある。
どちらか一方だけでは、企業の信頼性は守れません。両者のいいとこ取りをするのが「ハイブリッド型」の考え方です。
「住所変更したい」「解約の手順を教えて」といった、決まったフローが必要な手続きにAIのアドリブは不要です。これらは従来のボタン選択式(シナリオ型)で誘導し、ミスなく基幹システムや特定のページへ繋ぐべきです。
一方で、「来週のキャンプに持っていくものを教えて」「パソコンの動作が遅い時のチェック項目は?」といった曖昧な相談は、従来のシナリオ型では対応しきれません。ここで生成AIにバトンタッチし、ユーザーの意図を汲み取った柔軟な対話を行います。 「AIさくらさん」は、この2つのモードをユーザーの入力内容に応じてシームレスに切り替えることが可能です。
ビジネス利用で生成AIに「自由な創作」をさせるのは極めて危険です。そこで必須となるのが、回答の根拠を自社データに限定するRAG(Retrieval-Augmented Generation)という技術です。
RAGを導入したシステムでは、AIは一般的なネット知識ではなく、企業がアップロードした「PDFマニュアル」や「社内規定」の中身だけを検索し、その内容に基づいて回答を構成します。「マニュアルに書いていないことは答えない」という制御が可能になり、誤回答を劇的に減らせます。
RAG型のチャットボットは、「回答:〇〇です(参照:製品マニュアルP.12)」のように、情報の出どころをセットで提示できます。これにより、ユーザーも管理職員も情報の正しさを即座に確認でき、透明性が確保されます。
無料版のChatGPTとは異なり、エンタープライズ向けの環境(Azure OpenAI Service等)を活用することで、**「入力データをAIモデルの再学習に使わせない(オプトアウト)」**設定が可能です。
社外秘の情報や顧客情報がAIの知識として外部に流出するリスクを遮断した「閉域網」のようなセキュアな環境を構築することが、企業導入の最低条件といえます。
「ChatGPT連携」というトレンドだけでツールを選んではいけません。重要なのは、その強力なAIを「いかに自社のルールに従わせ、安全に制御するか」です。
正確な手続きを担う「シナリオ」と、自社ナレッジを深く理解する「RAG」を組み合わせたハイブリッド運用。これが、AIさくらさんが提案する「失敗しない企業DX」のスタンダードです。
今回の記事で触れた「ハイブリッド運用」を、社内の会議で説明するための「シナリオ型 vs 生成AI型 比較メリット表」を詳細にご提案できます。
ご希望であれば、どのような業務(例:人事・総務向け、またはECサイト向け)に特化した比較にしたいかなどを教えていただければ、より精度の高い資料構成で提案可能です。一度ご相談ください。
AIさくらさん(澁谷さくら)
ChatGPTや生成AIなど最新AI技術で、DX推進チームを柔軟にサポート。5分野のAI関連特許、品質保証・クラウドセキュリティISOなどで高品質を約束します。御社の業務内容に合わせて短期間で独自カスタマイズ・個別チューニングしたサービスを納品。登録・チューニングは完全自動対応で、運用時のメンテナンスにも手間が一切かかりません。