「次の打ち合わせは来週でしたよね。資料作成など手伝えることはありませんか?」
部下からそう言われた時、私は驚きました。そして次第に喜びがこみ上げてくるのを感じました。
普段彼から話しかけられることはなく、他の人とコミュニケーションを取っている場面も見受けられず、いつも私から仕事を振る一方通行のやり取りでした。そんな彼の方から仕事を貰おうとコミュニケーションを取りに来てくれたのです。
その後も自ら報告や相談に来てくれ、今ではプロジェクト進行に欠かせない存在となっています。
なぜ、ここまで変わることが出来たのだろう。
そう思い立った時、私の脳裏に浮かんだのが、会社で行ったメンタル診断でした。
本人にも「最近自分から話せるようになったね。何かあったの?」と聞くと、「実はこの前のメンタル診断の結果を見たんです。薄々気づいてはいたのですが、私には自信がないことから、相手とのコミュニケーションが上手く出来ない事がわかりました。このままじゃまずいと思い、色々調べて克服しようと思ったんです。」と返ってきました。
私はすぐに彼の診断データを確認し、原因を探りました。すると、対人関係に対してとても不安を抱えていることがわかりました。元々コミュニケーションを取りたくないタイプだと思っていたのですが、実は嫌われたくない、間違ったらどうしようという気持ちから行動に移せないタイプだったのです。
他の社員はどうだろうと思った私は、別部署のデータも確認してみました。案の定若い社員に一貫して見られる傾向がありました。それは他人に嫌われたくないこと、相談などの行動に移せないことが群を抜いて多かったのです。
人生では、1人の力だけで解決できない場合が多くあります。
その場合、他人の力を借りるしかありません。特に新人や若手社員の場合、上司が忙しいと気を使ってしまったり、相談した結果怒られてしまうのではないかといった不安が邪魔をし、苦手となるケースがあるのではないでしょうか。
結果として溜め込んでしまい、仕事が遅延したり、悩みを抱えたまま対策がわからず、メンタルが病んでしまう原因につながりかねません。
私の会社以外にも、そういった社員を抱えている会社は少なくはないと思います。必ずしも全員が相談を行えるわけではなく、環境や自分の状況によって行動に移せない、不安になってしまっている社員がいるのではないでしょうか。
相談できる環境を用意することで、各々の仕事に対しての悩みや不安を大きく減らす事ができます。また、個人がメンタル状況を振り返ったり、確認できるようにすることで、社員の心的状態が見えるようになりました。見えない心の問題を数値化することで、今の会社に足りないものを分析でき、改善をしていくことで社員や会社がより良い方向に進むことができました。
「新入社員調査やストレスチェックなど、様々な診断内容を確認できました。」(建設業界 人事部 Aさん)
「メンタルヘルスAIを実施してから、業務に対しての相談が増えて、的確な指示を出すことができました。」(広告業界 管理職 Bさん)
「調査データをグラフで確認しAIが分析してくれるので、社員の健康状態やハラスメント問題など、見えない課題に切り込むことができました。」(飲食業界 経営者 Cさん)
AIさくらさん(澁谷さくら)
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