ある大手製薬会社に勤めて8年、仕事で急な転勤が決まったのはつい最近のことでした。
人事部に配属された私は、そこで自分が今まで勤めていた会社のある問題に直面することになりました。
私が転勤してすぐに見せられた資料は、過去1年間の従業員の離職・休職率のグラフでした。
「さ、38%!?」
数字を見て驚きました。ただ働いているだけでは実感がありませんでしたが、こうしてデータで見ると自分の会社が大きな問題に直面しているのがわかりました。
どこに問題があるのか、私は次の日からそれを調査するために動きました。
無断欠勤した社員がうつ病だったときの企業対応まとめ
https://www.tifana.ai/article/mental-article-0029
色々調べてみたところ、まずは実施調査から行うことにしました。
現状の問題がどこにあるのか、それをデータ化する必要があると感じたからです。
従業員の定期メンタルヘルスを実施している企業を参考に、簡単なアンケートを取ると、問題が見えてきました。
アンケートの結果、従業員からキーワードとして浮かび上がったのは「不安」と「ストレス」でした。
またこれは「睡眠」「人間関係」「仕事」が関連している言葉として出てきました。
うつ病に罹患する社員が増えている理由とその割合について
www.tifana.ai/article/mental-article-0022
「ストレスと不安が問題なのはわかった。原因はなんだろう?」
アンケートには「忙しい」「成功しない」「相談できない」「ミスが多い」など色々な声が寄せられていました。
当たり前かもしれませんが、そこで私は、問題は特定できても原因は人それぞれで違うのだと改めて気づきます。
さすがに人事部だけでは、数百人単位の社員を一人ひとりをケアすることは大変だと思い、ツールに頼ることにしました。
企業がメンタルヘルスサービスを社内活用した方が良い理由
www.tifana.ai/article/mental-article-0014
企業のメンタルヘルスの取り組みを色々調べてみると、メンタルヘルスアプリがいくつか出てきます。
これはアプリを使って自己診断ができるようになっていて、高性能なものだとAIを使った高度な診断を行ってくれるものもあるようです。
導入してすぐに使えると紹介されていたそのアプリを早速試してみました。
やり方も簡単で、初期設定が既にされている状態だったので、診断用のURLをメールで従業員に配って使ってもらうだけでした。
結果はすぐに出ました。
『Tさんはストレス値が規定以上、睡眠時間が少ないのでまずは睡眠時間を8時間以上取りましょう』
『Oさんはストレス値が規定以下ですが残業が多いので、一週間の残業時間を5時間以内に抑えるようにしましょう』
社員一人ひとりを気遣った診断結果が出て、各自が自分でメンタルケアができるように正確なアドバイスを教えてくれるのです。これは大変たすかりました。
従業員の健康状態も管理画面から一覧でわかるので、今までエクセルでアナログな管理をしていた部分も解消できました。
もちろん、全ての従業員の問題をまとめて解決できたわけではありません。
ただ、診断結果を見て不安な人は、そのまま個別面談機能を使って、専門医との面談予約もできたため、企業にとっては面倒な手間もなく、ありがたいメンタルヘルスアプリでした。
企業のメンタルヘルスで悩まれている方には、おすすめです。
メンタルヘルスチェックサービスの活用方法とその効果
www.tifana.ai/article/mental-article-0082
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