厚生労働省の調査によると、アルコールを1日平均約60g以上摂取する人（多量に飲酒する人）は男性が11.5%、女性が5.9%という結果で、アルコール依存による患者数は4.6万人という結果でした。
また、飲酒習慣者の割合は減少傾向にあるものの、最も飲酒が多い20%の人々のアルコール消費量は全体の7割ほどとなり、2極化が進んでいる傾向にありました。
「自分は依存症になんてかからないだろう」そう思っている人も多いと思います。しかし、仕事でのストレスや日々の不安を取り除くためにお酒の力を借りる人がいるのは事実です。
気分転換やその場を楽しむ分には問題ありませんが、スケールが大きくなり、後戻りができないほどに依存してしまうことになりかねません。また、依存症は自覚症状がないこともあるため、誰もがかかりうる可能性があるのです。
がんや肝不全など、生活習慣病の引き金にもなり、適度な量と回数で楽しむことが重要となります。
アルコール依存症を患ってしまったり、企業で依存症患者が発生した場合は、上司や家族、産業医スタッフなどと連携し、対処していくことが必要です。
本人ではアルコールへの依存を断ち切ることが出来ず、成功するケースは稀です。そのため、周りの人の助けを借りることを心がけましょう。
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