辞めていく人を見送るたびに、心がすり減るあなたへ。ウェルビーイングという心の守り方

がんばるあなたの「しんどさ」は、誰にも見えない

誰にも弱音を吐けない日々が続いていませんか

朝から晩までスケジュールに追われ、帰宅後も頭の中は“会社モード”のまま。誰かの悩みに寄り添い、会議で議論をまとめ、管理職として「しっかりしなきゃ」と気を張り続けていると、ふとした瞬間に自分が空っぽになっていることに気づきます。
周囲からは「頼りになる人」「優しくてしっかり者」と言われているあなた。でも、心の奥では「私だって誰かに頼りたい」「もう少しだけ、休みたい」と思っていませんか？


それは「まだ頑張れる」ではなく、「そろそろ立ち止まる時」かもしれません。

「頑張れる」ではなく「止まれない」になっていませんか

最近、笑えていない。寝ても疲れが取れない。休日にソファから動けない。そんなサインがあっても、「疲れてるだけ」と思って無理を続けてしまうのは、“頑張り屋さん”の特徴でもあります。
それは「まだ頑張れる」のではなく、「頑張り方を見直すタイミング」かもしれません。自分の感情に鈍くなる前に、立ち止まって、自分の“今”に気づいてあげてください。

ウェルビーイングとは、「誰かのため」だけじゃない幸せ

自分の幸せを犠牲にしてまで、誰かのために尽くすことが“いい人”だと思っていませんか？でも、ウェルビーイング（well-being）の考え方は違います。
「自分が満たされていること」が、「他人を大切にできる力」につながる。そうした土台の上で、人とのつながりや仕事への意欲が生まれるのです。

本当の意味で“会社のためになる”のは、あなたが心から健康で、納得のいく働き方ができていること。だからこそ、「自分の幸せも大切にしていい」ということを、まずは自分が許してあげてください。

まずは、自分の「こころの余白」に気づくことから

忙しさの中で、自分の気持ちを置き去りにしていませんか？
ウェルビーイングは、専門知識や特別なツールがなくても始められます。「今、自分はどんな気分だろう？」「最近、ちゃんと息抜きできているかな？」そんな小さな問いを持つことが、“心を守る習慣”への第一歩です。

仕事も人間関係もがんばり続けてきたあなただからこそ、「ちょっと立ち止まってもいい」そんな合図を、自分自身に送ってあげてください。