私は、この老舗のショッピングモールのインフォメーションカウンターで、約5年働いています。
コロナ禍からの自粛明けで、来店者数もコロナ前に戻ってきたけど、今、デパートの運営会社から、「サービス向上を目的にアバター接客を導入する」といわれました。
それを聞いて、私は少し不安になりました。
けれど、良く内容を聞くとその不安はすぐになくなりました。
私たちのショッピングモールは、地下1階、地上3階の合計 4フロアあります。
その中で、インフォメーションカウンターは、現在1階フロアにしかありません。
インフォメーションカウンターはできれば、全フロアにある方が、お客様にとってサービス向上になると思います。
けれど、インフォメーションカウンターを全フロア展開ができるほど、人員の余裕や設置するスペースがありません。
そのため、今までは、1階フロアだけしかありませんでした。
しかし、今回、アバター接客を導入して、全フロアにインフォメーションカウンターを展開するそうです。
今まで、インフォメーションカウンターの全フロア展開できなかったのは、そもそも、カウンターをおけるスペースがなかったからでした。
しかし、アバター接客は、70cm✕70cm程度の小さなテーブル程度のスペースがあれば可能であり、コンセントさえあれば、どこでも設置ができます。
そのため、各フロアのお客様用の休憩スペースの一角に簡単に設けることができました。
ただ、アバター接客に対応する人は、どうするのだろう?
実際、インフォメーションカウンターには、常に2名配置され、両名、常にお客様の対応に追われていました。そのため、今の仕事にアバター接客も追加されると、正直、手が回らなくなると最初は思いました。
ただ、運営会社からの導入案には、「今まで、インフォメーションカウンター2名、会員カード受付カウンターが2名の合計4名体制のところを利用して、この4名体制で対応できないか」という案でした。
アバター接客の場合、対応する人は場所を選びません。
そのため、インフォメーションカウンター、会員カード受付カウンターが離れていても対応は可能ではあります。
また、それでも対応できないときは、事務所のスタッフでも対応できます。
全フロアに、アバター接客を導入すると思ったより、アバター接客での問い合わせは多くありました。
導入前までは、各フロアで困ったあげく、わざわざ1階まで聞きに来ていた人もいたようです。
それが、各フロアで対応できることは、当初目的以上のサービス向上につながっていると私は実感しました。
澁谷さくら(AIさくらさん)
登録・チューニング作業をお客様が一切することなく利用できる超高性能AI。
運用やメンテナンス作業は完全自動化。問い合わせ回数や時間を問わない無制限サポート、クライアントの業務に合わせた独自カスタマイズで、DX推進を目指す多くの企業が採用。