




カスタマーサポートや窓口業務において、長らく主流だったIVR(自動音声応答システム)ですが、現代の顧客ニーズとは乖離が生じています。
IVRの最大のデメリットは、「ガイダンスを最後まで聞き、正しい番号を押す」というユーザーへの操作負荷です。途中で面倒になり切電されてしまうケースや、複雑な悩みに該当する番号がなく、結局オペレーターに繋がってクレーム化するといった課題がありました。
これらのデメリットを解消したのが、最新の自然言語処理と「高精度な音声認識」を搭載したAI電話対応システムです。「えーっと」「あー」といった間投詞や、方言混じりの話し言葉であっても、AIが文脈から意図を正確に汲み取り、適切な回答を即座に返します。
従来のIVRとAI電話対応システムの違いは、主に以下の3点に集約されます。
AI電話対応の導入は、公的機関においても劇的な成果を上げています。
茨城県潮来市では、令和5年度のDX戦略室立ち上げに伴い、開庁時間外の対応や職員の業務圧迫といった課題を解決するため、当社が提供するAI電話対応システム「AIさくらさん」を導入いただきました。
多くの観光客が訪れる「水郷潮来あやめまつり」の期間中に実証実験を行った結果、AIが約530件の電話に対応し、回答率91.1%という極めて高い数字を記録しました。従来は2〜3人が電話対応に張り付いていましたが、AI導入により来場者対応などの「本来業務」に時間を割けるようになり、市民からも「24時間いつでも聞けるようになった」と好評を得ています。
一般的なAIチャットボットや音声AIの初期回答率は、60〜70%に留まることが多く、当社の事例である潮来市様の90%超えの数値は非常に優秀です。
数々の導入支援経験から言えることですが、このような高精度な回答率を達成するためには、AIに「何でも答えさせようとしない」ことが鉄則です。例えば、対象領域を特定のイベントに限定し、AIに学習させるFAQの数をあえて30〜50個程度(駐車場、開花状況、トイレの場所など)に極限まで絞り込むことが有効です。
また、屋外からの電話特有の環境音や、年代ごとの独特な言い回しを音声認識が正しく拾えるよう、稼働の裏側では「単語の揺らぎ(例:車庫、パーキング、駐車場等)」に対する泥臭いプロンプト調整とログの検証が繰り返されています。こうした地道なチューニングこそが、現場で本当に使えるAIを育てる最大の鍵となります。
A1:最新の音声認識AIの精度は非常に高く、アンケート等でも好意的な意見が多く見受けられます。当社が携わった潮来市様の事例のように、幅広い年代の方が利用する行政サービスにおいても、大きなトラブルなく運用されています。「番号案内を待つ」という行為自体がなくなるため、むしろ直感的に使いやすいという評価に繋がっています。
A2:事前の「シナリオ設計・プロンプト調整」に1〜2ヶ月程度の準備期間を要する点です。導入して即日完璧に動くわけではなく、過去の問い合わせ履歴をもとに想定問答を精査する手間がかかります。しかし、この初期設定と稼働後の微調整を丁寧に行うことが、最終的な自己解決率の高さに直結します。
潮来市の成功事例や、悲観シナリオでも黒字化するROI計算が示す通り、AI電話対応システムは「待ったなし」の経営課題解決策です。単なる人件費削減にとどまらず、従業員をより付加価値の高い「おもてなし」や「コア業務」に集中させることができます。
AIさくらさん(澁谷さくら)
ChatGPTや生成AIなど最新AI技術で、DX推進チームを柔軟にサポート。5分野のAI関連特許、品質保証・クラウドセキュリティISOなどで高品質を約束します。御社の業務内容に合わせて短期間で独自カスタマイズ・個別チューニングしたサービスを納品。登録・チューニングは完全自動対応で、運用時のメンテナンスにも手間が一切かかりません。
AI電話対応さくらさん
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