駅や商業施設、サービスエリアやテーマパークなど、人が行き交うあらゆる場所で問題になるのが落とし物の管理と受け渡しの問題ですよね。
警視庁によると、令和3年度の警視庁に届けられた落とし物の拾得件数は2,817,203件にものぼるそうです。
財布などの落とし物も多く、中身の現金で換算すると約33億円になるそうです。
このように落とし物は各地で起こっており、施設内では基本的に施設の占有者が保管と管理をすることになります。
「忘れ物の保管って何か月なんだろう?」
「3日前に忘れた傘の忘れ物、もう捨てられてしまっただろうか?」
「保管している落とし物はいつ警察に届けなければならないのか」
「拾い主による落とし物の引取り期間の権利が発生するのはいつ?」
これらの対応をずっと覚えておくのは難しいのではないでしょうか。
このように落とし物の対応は少々厄介な仕事で、めんどくさいと敬遠されがちだと思います。
ちなみに、遺失物法に定められている保管期間を整理すると、このようになります。
・落とし物の保管期間は、基本的には3か月
これは、公道などの場所だけでなく、施設内での落とし物の場合も同じです。特例施設占有者に定められた施設では、落とし物を受け取った日から2週間以内に警察署長に届け出る必要があります。
特例施設占有者は以下の通りです。
・鉄道(駅や新幹線など)施設
・路線バス施設やタクシー施設、フェリー施設
・空港施設
・百貨店や遊園地(テーマパーク、イベント会場など)
また、警察署長と特例施設占有者は傘や衣類など大量、安価な物等を、2週間の保管の後、売却することができます。
これを読んで、「全部覚えた!」と胸を張って言える方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
日々届けられる落とし物を分類して、必要書類を書いて警察署に提出。その上日々の対応もしなくてはならないですよね。
そんな落とし物の管理を効率化するのにお勧めなのが、AIによる遺失物管理システムです。
AIによる忘れ物管理システムなら、落とし物を拾って登録した日(拾得日)から保管期間を逆算して自動で入力してくれます。
ですが、物によっては保管が3か月ではなく2週間という指定があったり、施設によっては保管期間について独自のルールが決まっていることもありますよね。
その場合でもAIがルールを理解して自動で管理してくれるのです。
これでいちいちカレンダーを確認したり、いつまでに届け出なければならないのか考える必要もありません。
このAIシステム、便利なのは管理だけではありません。
もうすでに落とし物の管理システムを導入している方も一度は思ったことがあると思います。
落とし物が届けられて、登録するときにいちいち自分で入力していませんか?
「財布・黒色・30000円入っている・・・」
このシーンにAIを導入するのです。
AIはカメラ・画像認識を行うものがあります。
映っているものが何なのか自動で判別して、いつまで管理しなくてはならないのかを入力して登録まで行ってくれるので、管理者は登録の手間がなくなります。
あなたがやることはカメラで写真を撮る、ただそれだけです。
AIにこういった業務を任せることで、管理の仕事だけでなく落とし物に関する全ての仕事を担うことができるようになってきています。
落とし物対応に時間をかけていたのが、他の業務にあてることができれば、その施設にとって業務効率化を進めるきっかけになります。
AIに関するプロであれば、このような分野に詳しいと思うので、仕事の仕方を変えたいと思っている方はぜひ相談してみてくださいね。
澁谷さくら(AIさくらさん)
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