複合施設では、多種多様な施設が集まることで、利用者のニーズに応えるとともに、集客力や収益力を高めることができるのですが、それに伴って、落とし物や忘れ物が増加し、施設側の管理負担やトラブルのリスクも高まっていました。

そこで、遺失物管理のトラブルを避けるため、落とし物管理さくらさんの導入を決めました。

年間18,000件ほど落とし物がある中で、人によって登録する単語が異なり検索が難しくなっているのが課題でした。

また、ホテルや温泉施設など、各施設ごとに落とし物を管理しており、シアターで映画を見てホテルに泊まる方は、シアターに忘れ物をしたとしても、ホテルに問い合わせするケースがあります。

年間18,000件の拾得物のうち、返却できているのは3、4割程のようです。（返却数の中には、警察に引き渡している数字も含んでいます。）

警察に引き渡している貴重品の数が年間およそ2,600件ほどで、残りは着払いでお送りすることがほとんどになります。

AIさくらさんを活用すれば、その場で写真を撮ることでデータがクラウドにアップロードされるので、従来の遺失物管理ツールのように一つ一つ登録をしていく作業が必要なくなります。

また、手入力で情報の補足ができるため、シアターの座席番号でお問い合わせを受けた場合や、ホテルの部屋番号でお問い合わせを受けた場合にも円滑に対応することができます。

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着払いでお送りする場合、送り状の情報をデータ連携させることができますので、手動で行っている業務の改善が可能になります。

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警察に届け出をする場合、クラウドにアップロードした情報を帳票に印字してプリントできるようにする機能が備わっているため、手書きや手入力による業務時間の短縮を狙うことができます。