まず簡単に「エンゲージメント」について紹介すると、会社への「働きがい」「会社に貢献したい」という会社への愛着心を指す言葉で、近年多用されるようになってきました。
また、これは「従業員エンゲージメント」とも呼ばれています。
従業員エンゲージメントを高める効果はたくさんありますが、一番企業として影響が大きいのは、「業績アップ」に繋がるところです。
会社への「働きがい」が高いと、それは従業員の生産性向上と心身の健康に繋がり、結果として高いパフォーマンスが生まれ、会社の業績に繋がります。
また、離職率も下がり、企業イメージの向上にも効果があります。
では、従業員が「働きがい」を感じる企業とは一体どういうものなのでしょうか。
・キャリアアップ支援：キャリアアップを望んでいる従業員、そのサポートをする制度、仕組みが重要です。キャリアアップのプログラムや社内セミナーキャリアアップのためスキルを身につける環境を提供することがポイントです。
・フレックスタイム制度やテレワーク制度の実施：ワークライフバランスの改善: 従業員のストレスレベルを下げるために、フレックスタイム制度やテレワーク制度などを導入することが大切です。また、健康促進プログラムなども効果的です。
・心と身体の健康管理：定期的なカウンセリングや検診などを開催し、従業員の抱えている悩みや不安を解消する機会を作りましょう。テレワーク制度は人によってはストレスを溜めやすい場合もあるので、コミュニケーションの機会が減ってより見えにくくなった心のケアは特に重要です。
特にポイントとなるのは、昨今問題となっている従業員の健康管理問題です。コロナ禍になって、テレワークや食事・休憩で話す機会が減り、悩みや相談事があっても気軽に他人に話せない状況になり、ストレスを抱える人が増加しています。
「テレワークうつ」を代表として、こうした見えない心の病は、定期的なカウンセリングや健康チェックを実施することで未然に防止することが重要です。
従業員のエンゲージメントを高めるためにも、社内のメンタルヘルスの仕組みがちゃんと機能しているかどうか、一度見直してみることもおすすめします。
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