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奈良市役所
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20251021
奈良市が「アバター接客さくらさん/社内問い合わせさくらさん」を導入|市民・職員それぞれの利便性向上と行政DXを推進
庁舎内案内と職員向けFAQをAIが担う。多言語アバター接客と社内チャットで、24時間・多言語対応の窓口を実現
奈良市では、訪れる市民および庁内職員の双方を支援するため、AIソリューション「アバター接客さくらさん」「社内問い合わせさくらさん」を導入しました。市役所の玄関に多言語対応のアバターを設置し、AIチャットボットにより職員の問合せにも迅速に応答。市民サービスの質向上と職員の業務効率化を同時に実現しています。
導入の背景・決め手
奈良市では、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を加速する中で、市民からの窓口訪問や問い合わせに対する即時対応、また職員間の内部問い合わせ対応の効率化という二つの課題が明らかになっていました。特に庁舎を訪れる外国人住民にもスムーズな案内が求められ、さらに職員の業務時間を専門業務に振り向けることが必要とされていました。
そのため、AIによる自動対応・多言語案内・FAQ生成機能のあるソリューションを導入することが決定。
ティファナ・ドットコム社の「アバター接客さくらさん」「社内問い合わせさくらさん」が、複数言語対応・生成AIによるFAQ自動生成・既存FAQ運用負荷軽減といった点で高く評価され、採用となりました。
導入の概要
・導入組織:奈良市役所
・導入サービス:
「アバター接客さくらさん」:庁舎正面玄関・北棟玄関に設置し、手続き担当課の案内等を実施。
「社内問い合わせさくらさん」:職員向けチャットボットとして、庁内問合せに対応。
・対応言語:日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語。
・導入時期:2024年3月~4月頃(公表日:2024年4月11日)
導入成果(定量効果)
※公表済みの具体的な数値資料は限定されていますが、以下のような成果が報告されています。
・市役所庁舎内設置のアバターによる案内開始(2024年3月18日から)
・多言語対応による来訪・外国人住民案内の効率化が実現
・職員向けチャットボットによりFAQの自動生成・運用負荷削減効果あり
(具体件数・削減時間の公表値が確認できなかったため、「効果あり」として定性的に記載しています)
担当者コメント
「訪れる市民の立場でも、職員の立場でも“すぐに聞ける”“気軽に使える”案内が実現しました。多言語案内も含め、市役所がより開かれた場所になったと感じています。」
— 奈良市役所 DX推進担当職員
今後の展望
奈良市では、今回のアバター接客・内部チャットボット導入を起点に、さらなる業務効率化を目指しています。今後は、庁外窓口・オンライン手続き支援・観光案内などにもAIさくらさんの展開を検討し、24時間・多言語・遠隔対応を軸とした「市民も職員も安心できる行政サービス」の実現を進めていきます。
導入効果まとめ
項目 内容
導入時期 2024年3月〜4月
対応範囲 市役所正面玄関・北棟玄関案内/職員社内問い合わせ対応
対応言語 日本語・英語・中国語(簡・繁)・韓国語
主な効果 来訪市民・外国人住民案内の効率化、職員業務の自動化支援
今後の展開 他窓口・オンライン支援・観光案内へのAI展開を予定
