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最終更新日:
2022-08-26
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公開日:
2022-02-19

SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)とDXの違い|生残りをかけた企業戦略

SXとDXとの違いや共通点を整理して、社会や企業にとっての意味を事例も交えて紐解きます。

コロナ禍でもDX推進により過去最高の売上高を記録した飲食店もあります。
コロナ禍で多くの企業が存続の危機に直面する中で、生き残りの術(すべ)であるSXとDXを見て行くことにしましょう。

目次
SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)とDXの違い|生残りをかけた企業戦略

SXとDXの共通点と相違点

ここで度々登場するSXとDXについて整理してみます。

サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)の推進に欠かせないものがDX(デジタル・トランスフォーメーション)です。

SXとDXの共通点

企業が生き残りをかけて行う「経営や組織的な変化」という意味では、両者は共通しています。

DX:デジタルテクノロジーに重点を置き、ICTのパワーで変革を推進しようとすること
SX:「DX×ESG」でDXの価値を拡張すること

SXはDXを基礎としながらも包括した、より広域的な経営活動の戦略です。ここに大きな違いがあります。

ダイナミック・ケイパビリティの強化

SXで重視される組織体質は、変化に機敏に対応する自己変革能力、ダイナミック・ケイパビリティと呼ばれるものです。
DXは企業のダイナミック・ケイパビリティを向上させる可能性を持っています。
『2020年版ものづくり白書』では、ダイナミック・ケイパビリティの3要素である「感知」「捕捉」「変容」をいずれもDXが強化させるとしています。

図形自動的に生成された説明

(出典:「我が国製造業に見るダイナミック・ケイパビリティ(富士フィルムホールディングス(株)」
2020年版ものづくり白書より抜粋
https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2020/honbun_html/index.html

ICTを活用したデータの収集や分析は、リスクやクライシスの「感知」能力を向上させます。
また、AIの活用は環境変化を予測し、不確実性によるリスク低減効果を高めます。機会を「捕捉」し、既存のリソース(資産・知識・技術)を再構成して競争力を高める能力にDXは必要です。
そしてDXは、競争力を持続させるために組織全体を変革する能力である「変容」を支える力です。

SXの実践企業事例|アクサ生命、「キットカット」

SXの実践企業事例をいくつ見てみましょう。

・AXA

1817年にフランスで誕生した200年以上の歴史を誇る保険会社です。その日本法人であるアクサ生命は「健康経営」を掲げてSXを推進しています。
経済産業省と日本健康会議が主催する「健康経営優良法人・大規模法人部門(ホワイト500)」に2021年も5年連続で認定されています。

・ ネスレ日本

「キットカット」でお馴染みのネスレ日本は、キットカット大袋全製品の外袋を紙パッケージへの切り替えにより、年間380万トンのプラスチックごみ減量を計画しています。
ネスレ日本 前高岡社長&CEOは、「世界のトップ企業の中では、これから100年、200年と永続して企業活動を続けていくためには、単に売り上げと利益を伸ばしていけばいいという時代ではないという認識がある」としています。

強靭な日本のレジリエンス能力

日本は世界から災害からの復興能力の極めて高い国として注目されています。
日本人と日本の企業の持つ強靭なレジリエンス能力は、関東大震災、第二次世界大戦、東日本大震災からも不死鳥のような復活を遂げています。

レジリエンスとは、SX推進のための大きな素養です。心理学では「回復力」「復元力」、ビジネスにおいては「打たれ強さ」も表します。
企業の財務構造の強化、人材、資金調達能力などが基礎体力です。打たれ強さは、忍耐力と粘り強さなど精神面での強化によって実現されます。

コロナ禍の大手居酒屋チェーン1年間で店舗数12.5%減少

東京商工リサーチの調査では、居酒屋を経営する上場企業13社の1年間の飲食店舗数は、12.5%減(2020年12月末前年同期比)にまで及びました。
このコロナ禍で飲食店は存亡をかけて生き残り戦略を練っています。急速なDX推進により復活を目指す姿が数多く見られます。

大手の回転寿司チェーン『くら寿司』では、予約から注文、会計まで全てを「完全非接触」によるシステムを2020年10月より導入を始めました。
結果は好調で2021年10月期中間決算(2020年11月1日?2021年4月30日)で、過去最高の売上高を更新、売上高745億8,400万円(前年同期比14.1%増)を実現しています。

避けては通れないSX

SXによって達成できる課題は3つあります。

(1)多角化経営、事業ポートフォリオ(事業構成)マネジメント
(2)新規事業創出、イノベーション
(3)社会的価値と経済的価値の両立

これらは、これからの企業が必ず備えなければならない経営条件です。

まとめ

SXは、DXにより企業の価値が創造されます。企業の基礎体力を鍛えるのにはDXの推進が必須となってきます。
「稼ぐ力」を強化しない限り、企業の持続性・継続性は担保されません。

不確実な変化に対応する組織的な力を、DXをコアにして推進することだと思います。「稼ぐ力」と「ESG」の両立がSXと言えます。
日本の企業にとっては、新しい経営改革の中でSXを取り入れて行く道筋を早急に作らないとならないでしょう。

しかし、高度に複雑でデジタルテクノロジーやAIの活用なしには進められないSX推進は大変なことです。
AIやRPAの活用などDXを進めるには豊富な実績を持つパートナーの協力が必要です。
SXに注目し、DX推進をしようと考えている経営者のみなさんの一番の近道は「相談」でしょう。その相談に優しく乗ってくれるパートナーとの二人三脚に取り組むことが、SX推進を着実なものにしてくれます。

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渋谷さくら(AIさくらさん)

ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
日頃は、TwitterやInstagramを中心に活動している情報を発信しています。
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