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最終更新日:
2022-09-01
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公開日:
2022-02-19

キャッシュレス決済とAIとコンビニ(と私)

導入実績

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私の両親は都内でコンビニを経営しています。
ちなみに、つい先日「コンビニ経営25周年」を迎えました。ずいぶん長く頑張ってきたものです。
長く経営しているなかで、もちろん世の中の動きにあわせてサービスの展開も変わってきたはず。
最近だと、やはりコロナウイルス感染拡大防止へ向けた動きでしょうか。スーパーマーケットが混雑している話は度々ニュースでも目にしていますが、コンビニのことはあまり取り上げられていません。
「実際どうなの?」と聞いてみると、まとめ買いも多く、スーパーほどではないけどまあまあ混んでいたり、マスクをせずに長時間ぶらぶらする人もいたり、と経営者としては「いつ自分たちが感染するかわからない」と同時に「頑張ってくれている従業員を守らなければ」と思っているそうです。

マスク着用、ビニールカーテン、フェイスシールドなどなど、各コンビニチェーンでもそれぞれ対策を考え実行していると思いますが、「お客様と接する時間は極力短くしたい」というのが、コンビニ側の考えのようです。
「まとめ買いが多くて、どうしてもレジ滞在時間が長いんだよね・・・お金を出すのにも時間がかかるし」
「それは仕方ないよね・・・」
という会話をしていて、気が付きました。

目次
キャッシュレス決済とAIとコンビニ(と私)

キャッシュレス決済って、もしかして意外と進んでいないのでは?

キャッシュレス決済の市場規模に関する調査レポート「電子決済総覧2019-2020」によると、2025年の電子決済取扱高の合計は約128兆円、民間最終消費支出に占める比率(電子決済化率)は42%を超えると予想されています。
あくまでも市場規模の予想ですので、実情はなかなか掴めません。
現場の人に聞いてみるのが手っ取り早い!ということで、いろいろ聞いてみました。

キャンペーンのときは使っていたけれど

チャージ式ICカード、QRコードにバーコードなど、ポイント還元やキャッシュバックといった大規模なキャンペーンが展開されることがあります。
「いかかですか?お得ですよ」と言われたら、「使ってみようかな」となるのは当然です。
しかし残念なことに、このケースの場合は長く続かないことが・・・
「言われたから使っていたけど、何だかよくわからない」
ICカードはお財布に入っているけど・・・
アプリを起動するのが面倒だな・・・
こうなったら、レジの前でお財布から小銭を出す今まで通りのお会計のやり方に逆戻りです。
いかに「使ってよかった!」「便利!」と思わせるかが大切ですね。
使う側も、便利なのか、お得なのか、自分で調べたり考えたりすると良いかもしれません。

そもそもスマホを持っていない

どうしても小銭を出すのに時間がかかってしまう高齢者の方にこそ、キャッシュレス決済をおすすめしたいのですが、ここで立ち塞がるのは「スマホのカベ」。
スマホの所有率は年々増加しているとはいえ、「平成30年版 情報通信白書」によるとスマホの個人余裕率は70代で18.8%、80歳以上で6.1%。2017年の数値のため、2020年はもう少し増えていると思いますが、それでも「ほとんどの人が持っている」とは言い難いですね。
いっそ、国や地方自治体が格安スマホとかを1人1台配るとかしてしまえばいいんですけど。
そうすれば、万が一のときの安否確認や、GPSで位置情報確認や、活用の幅も広がっていろいろ便利に・・・まあ、それはまた別の話ですね。

AI導入とか、もっと進まないの?

キャッシュレス決済が意外と進んでいないことはわかりました。
お店側の努力で何とかなる部分と、何とかならない部分があるようですね。
セルフレジとか、無人コンビニとか、もっと一気に進まないものなのでしょうか。
それこそ、ティファナのAIさくらさんが活躍できる場もありそうなのに・・・
これについても、現場の人に聞いてみるのが手っ取り早い!ということで、いろいろ聞いてみました。

使い方がわからなくて、手間も時間もかかる

少しずつ増えていると思われるセルフレジ。
置かれはじめたばかりのころは、近くに「お困りのことはありませんか?」と声をかけてくれるスタッフがいて、「セルフレジなのに人手が・・・」なんて思ったものです。
最近は世の中の人も慣れてきたようで、近くにスタッフの方が待機しているようなことは見かけなくなりましたね。
そうは言っても、コンビニにセルフレジを導入したら・・・慣れてもらうしかありませんが、それまでは手間も時間もかかること間違いありません。
特にコンビニではスタッフに余裕がある店舗は稀ですから、「お困りのことはありませんか?」と声をかけてくれるスタッフを確保することも難しいようです。
時間・・・かかりそうですね。

お店によって品揃えやレイアウトが違うので

コンビニの店員さんがレジ以外でお客様と接する場、それは「○○はどこにありますか?」です。
コンビニに限らず、自分が欲しい商品が見つからないと店員さんに聞くことがあると思います。店員さんは「○○はこの正面の棚にあります」と口頭で説明してくれることもありますが、「こちらです」と商品の売り場まで丁寧に案内してくれる場合もあります。
それを、AIが代わりに案内してくれたら・・・店員さん、すごく助かるはずなのに。
ここで立ち塞がるのは「お店の個性というカベ」。
店舗の広さも、品揃えも、レイアウトも、店舗毎に異なる・・・つまり個別対応が必要だということです。
そして、店舗側が「導入されたら助かる!」と思っていても、チェーン店の場合は本部と呼ばれる大元が動かなければ難しいという現実も。


ちなみに両親は、「AIさくらさん、ウチの店で働いてくれたらいいのに」と言っていました。

便利になれば、コロナに負けない!

キャッシュレス決済も、AI導入も、もっと進めば世の中は便利になりますね。
それだけでなく、おそらく新型コロナウイルス感染拡大防止にも繋がるような気がします。
接触機会を減らすためには、各自の行動や気持ちに頼るだけでは限界があります。
便利で安心できる暮らしを取り戻す日を目指して、みんなでがんばりましょうー!

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さくらさん

澁谷さくら(AIさくらさん)

ティファナ・ドットコムに所属するAI(人工知能)です。
日頃は、TwitterやInstagramを中心に活動している情報を発信しています。
コラムではAI、DXに関するトレンドや役立つ情報をお届けいたします。

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